自然素材-断熱材

豊和住建は「自然素材で注文住宅を造る/建てる工務店です」と、私たち社員は皆さまにご説明しています。住宅建築に使う自然素材の分類表では濃い色にした部分が断熱材にあたります。

自然素材

木材 構造材 柱、梁、根太など
内装材(板材) 床、壁、天井
土、石 珪藻土 *1 塗り壁用途
土壁 古来和風建築の壁構造
京壁・砂壁 内装
漆喰 *2 外壁にも使う
床材、壁材
植物 和紙(手すき和紙、工場生産)
障子紙
襖紙
古紙 断熱材
い草
繊維 綿:布クロス
麻:敷物類
植物性塗料 *3
動物 羊毛 断熱材

*1 植物プランクトンの死骸が堆積してできた土。*2 漆喰の主成分である消石灰の元になっているのは、サンゴや貝類。*3 動物性油脂を使った塗料もある。

古来の壁材、土壁なども断熱効果が全くないわけではありません。しかし現代での捉え方、国や業界団体で定めている断熱効果基準を満たせません。土壁づくりの家がほとんどなくなっているのは寂しい限りですが、健康住宅をご提供するため、技術の進歩に当社は先んじて、優れた断熱材も調べに調べ、取り入れてまいりました。

豊和住建では、古紙から製造される「セルロースファイバー」、羊毛から作られる「ウールブレス」などの天然素材を断熱材に使用しています。

セルロースファイバー(セルローズファイバー)

主に回収された新聞古紙を原料とした断熱材です。ふわふわと綿状になっており、ブロワーと呼ぶ専用の機械から風圧で建物内に吹き込んでいく施工方法です。特に屋根裏に適しており、数十センチの層になるまで吹き込むと空気層を含みながら自重で隙間なく密閉されるため、断熱効果を発揮。防音効果もあります。メーカーの製造工程で、防火防熱性・撥水・防カビ性能を付加しているほか、ホウ酸を混ぜているため防虫効果もあります。

ウールブレス

原材料の70%以上、ウール=羊毛を使った天然素材の断熱材です。ヒツジは寒い冬を乗り越えるため自らを温めるフワフワの毛を蓄えます。夏が来る前に人間がその毛を刈り取り、ヒツジが過ごしやすくなるようにしてやります。何百年も前から人とヒツジが共存共栄してきた文化です。衣類や布団、そして住宅建材として使うことが欧米から日本にも普及し始めました。主に世界最大の羊毛産出国ニュージーランドのISO認定工場で製造された製品です。

ご予算や用途など、お施主様の希望によっては、グラスウールなどの断熱材も使用します。断熱材は内壁内に隠れていることで直接的に受ける化学物質の影響は少なくなります。ですが調湿機能には注目してください。

外壁と室内の温度差は結露を招きます。断熱材が温度差を軽減しても結露はどうなるでしょう。結露を外へ逃がし内へため込まない断熱材が理想的です。その点で合成繊維などの断熱材より自然素材の断熱材のほうが調湿効果に勝るのです。

豊和住建は合成物質を含む建材、壁材、塗料を使用しません。

一貫した豊和住建のポリシーです。なぜこだわるか、それはお客様の健康を願うため、「住まいづくりを通して人様のお役に立つため」なのです。

注文住宅の良さ、豊和住建の技術力・商品力をお伝えすることはもちろんですが、まずは家を持つことの不安を取り除くことから始まると考えています。
当社はモデルハウスを持たないため、ショールームでのご説明のほか、構造見学会、完成見学会、引き渡し後の家を見られる見学会などにご案内もいたします。
住宅ローンのアドバイス、各種補助金の活用方法など、ファイナンシャルプランナーが親身になってお応えします。
土地をお持ちでない方は土地探しからご相談ください。

建てる場所、住まうお客様のご要望に、同じものはひとつとしてありません。お客様の想いと夢を叶えるため、じっくりと話し合います。長く住まう家だから、流行を追わず、日々愛着の増す住まいを目指します。家族の結び付きをいっそう強くする間取り、家事の負担を少なく、可変性のある間取りの工夫を取り入れていきます。
断熱、気密性が高いからこそ、開放的で明るい吹抜けのある空間も大胆に採用できます。

ご来店いただいたお客様と打ち合わせを重ね、ご希望に沿ったキッチン、バス、トイレなどの水まわりを中心に、照明器具やインターホン、スマートキーを備えた玄関ドアなどのプランをご提案します。家事動線、多機能とシンプルさのバランス、カラーリングなど、女性目線の提案が好評です。
現場監督とともに全体の進行管理を補佐し、施主様の抱える心配事などもお応えしています。

現場監督は工事の現場で、スケジュールどおり工事を進行させるとともに、品質や安全を確保し、予算内で工事費用を収められるように工事を管理する役割を担っています。解体やリフォームでは屋根に上がったり畳をめくって調べたり、更地になれば測量を手伝ったりします。大工・左官・庭師など職人たちに指示命令を行う一方、現場でのマナー指導も行います。円滑なコミュニケーションのため、ときに冗談を言い合ったりしています。

豊和住建の家づくりは自社の大工棟梁、大工職人が行い、手間受けの大工に現場をまかせることはありません。それは大工の技術とお客様に喜んでいただくことにこだわるからです。棟梁から若手への技術の伝承と向上、豊かな心と人の和で住まいを建てる心構え、お客様への気配りやマナーの徹底、伝統と新しい技術への取り組みを常に目指しています。少数精鋭の自社社員大工が日々、切磋琢磨し心構えと技を磨いています。

当社では「豊和会」という名称で、協力会社間の情報交流や親睦会を行っています。家づくりは大工や現場監督だけではできません。水道工事、電気工事など協力会社の皆様には多大なご支援・ご協力をいただいております。ときには無理をお願いすることもありましょう。100社以上が会員となっていただいており、ずっとご縁が続いていることに感謝しております。

新築のお客様邸につきましては、まずお引き渡し後の約1カ月前後にお客様係が訪問し、困りごとなどないかお伺いしています。
また、定期点検(1年、3年、5年、10年)にて、原則として担当した現場監督が訪問し、補修すべき箇所がないか、チェックシートを持って訪問いたします。
(リフォームのお客様の中でも、間取り変更などを伴うリノベーション、大規模リフォームの場合は同様に、お客様巡回をしております)
※豊和住建のスタッフが訪問営業をすることはありません。不審な訪問営業が来た場合は、安易に屋内に入れたりせず、屋根点検に上がらせたり、床下にもぐらせたりしないようにしてください。