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もう一つの国宝建築 金蓮寺弥陀堂

以前、国宝建築「如庵 (じょあん )」を見に行ったときのことを書きましたが、愛知県にはあと2つ、犬山城と金蓮寺 (こんれんじ )弥陀堂 (みだどう )という国宝建築物があるとお伝えしました。先日その金蓮寺を訪ね西尾市へ行ってきました。

国宝があると言われなければ通り過ぎてしまうような、ごく普通の小さなお寺さんです。

境内に鎮座する桧皮葺き (ひわだぶき )の建物が、国宝と言われると霊験あらたかに思えてきます。方三間(桁行3間、梁間3間)の寄棟造りで、向かって右側面の後寄り2間分には孫庇を設けた意匠となっています。

鎌倉時代に組まれたとは思えない多数の垂木。軒先へ行くほどその本数は少なくなっています。

意地悪く(?)基礎はどうなっているか見てみました。コンクリートが打ってありました

阿弥陀三尊像は作られた時期が分からず、国宝に認定されていません

扉の金物なども、鎌倉時代から令和の現在まで残っていると思うと感慨深いです

源頼朝の命により建築されただけあって、格式高い折り上げ格天井が奢られています

金箔や絢爛な絵画はありませんが、鎌倉仏教期の侘び寂びを感じる装飾が施されています

阿弥陀三尊像(阿弥陀如来、観音菩薩ぼさつ勢至せいし菩薩)は作られた年を記録するものが残ってないため、残念ながら国宝ではありません。複数の専門家にX線調査などをしてもらっても、見解が分かれたそうです。それでも県の文化財になっています。

弥陀堂の東隣にあったお堂。昭和の復元建築の際に曳家で今の位置に移動されたそうです

瓦葺きから桧皮葺きに復元する際に、屋根から下された鬼瓦も間近で見ることができます

一方、仏像を安置する建物のほうは昭和30年、国宝に認定されました。認定に際しては国から、瓦葺きから本来の桧皮葺きに戻すことが条件だったそうです。江戸時代から昭和までは手入れのかからない瓦葺きにしていたそうで、当時の鬼瓦も下され、境内に展示されています。今の姿の桧皮葺きは平成28年3月に修復されたものです。また葺き替えの時期がくると覆い隠されてしまうでしょうから、見られるうちに行かれることをお勧めします。

弥陀堂の裏を見ることもお忘れなく。数メートルほど上がるだけで、立派な桧皮葺きを見ることができます。東側だけ出っ張った屋根の形状もよくわかりますよ。

 

後ろから見ると東に延びる孫庇がアンバランス。葺き替え作業の際移築されたお堂があったためではないか

野外舞台跡も見られます。今はただの原っぱですが、足利尊氏にも縁のある場所なのです

その先を上っていくと饗庭あいば神社や八幡社、白山神社などへつながっているようです。せっかくなので私は饗庭神社さんまで行きました。

弥陀堂は、拝観料200円を払うと中を見学させてもらえます。(要電話予約)ボランティアガイドの方が案内・解説してくれます。外観を見るだけならいつでも無料で見ることができます。

金蓮寺の場所など詳細は西尾市観光協会のサイトなどをご確認のうえ行ってください。

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