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名建築探訪2
訪ねたのは豊田市美術館の傍に2024年に開館した「豊田市博物館」です。
建築界のノーベル賞と呼ばれるプリツカー賞を受賞した坂茂氏の設計です。
いままで日本人は7名受賞されていますが国別で最も多いそうです。
豊田市の歴史、文化、産業を学ぶことができる施設です。
豊田市産の杉を使うなど、環境への負荷を最小限に抑えた長期的に持続可能な建物として計画されています。
災害時には災害対策本部が設置できるそうです。
豊田市美術館と連続する美しいランドスケープも魅力です。
この大空間を木造で造ろうとする発想と技術力は木造に携わる者として とても刺激になります。
館内展示メイン部分でガラスケースに入った展示品が10mくらいの高いところまで置かれています。
どうやって見るの?と思いますが、円形スロープのところどころに双眼鏡が
置かれていて、そこから拡大して見るという面白い工夫がされています。
手ぶれするので相当な根気がいりますが…
江戸時代の民家(旧平岩家住宅)も近くに移築されています。
いろいろ刺激になる施設です、豊田市美術館と共に足を運ばれてはいかがでしょうか。