スタッフブログ
子供の能力開発を「暮らし方」で学ぶ
今回、脳科学からわかる賢く育つ子供の暮らし方についてお話しさせていただきます。
東北大学脳科学センター 瀧 靖之教授の「10年かけて積み上げてきた16万人以上のMRIからデータからわかる子供の脳とは」という内容を暮らし方と合わせてまとめたものです。
子供を持つ親なら誰もが知りたい次の項目についてお伝えします。
・脳レベルで子供を賢くする方法
・脳の仕組みと才能の伸ばし方
・IQ200の100人に共通する効果的な親の働きかけとは
・どんどん知識を吸収できる学習法
・健康でイキイキと輝く
・生活習慣etc…
少し長くなりますが、子供の能力を伸ばしたいみなさま、ぜひお読みください。
【 子供を賢くする「究極なコツ」とは? 】
勉強させるより重要なことです。 勉強する必要もないかもしれません。
それは「好奇心」です。
好奇心を引き出すにはコツがあり、それがわかれば子供は好奇心を身につけて親の想像をはるかに超えた能力の子供に成長していきます。
その好奇心を伸ばすにはいくつか方法があります。
どのようにすれば好奇心旺盛な子供に育ち、それが維持されていくのか。
【 好奇心を伸ばす3つのこと(脳科学的)】
1. 3つの秘密道具
2.子供の脳の成長(時期)に合わせて取り組み
3.健やかな脳を育てる生活習慣、脳のコンディション、母親の動線
この3つが大切です。
①秘密道具の1つ目
それは難関大学の学生がほぼ全員持っている本です。東大生にいたっては、学生500人中67%が生まれてすぐに与えられた本です。
その本とは、「図鑑」です。
ページをめくることが楽しいだけの赤ちゃんのときから与えてください。親から見ると本がよだれでぐちゃぐちゃになっていくだけで、その効果がよくわからなかもしれません。
それでも図鑑は赤ちゃんの脳を刺激し続けて好奇心を煽っています。読み聞かせも絵本ではなく図鑑にしてください。絵本はときどきオプションとして読んであげるといいでしょう。
また、物心がついて図鑑が理解できるようになってもそのまま与え続けてください。一気にそろえる必要はありません。一冊ずつ揃えてあげてください。
②秘密道具二つ目
それは、「地球儀」です。
小さなオブジェとしても地球儀ではなく、しっかりと文字が見えるものがよいです。
③秘密道具三つ目
「日本地図」です。
日本でなくてもほかの国の地図でもよいです。
そして、この三つの秘密道具を置くベストな場所があります。
リビングです。
◇リビングに本棚(壁面収納)を設置して、家族全員の本を並べましょう。
本棚には扉をつけずに、本が見えることが重要です。子供が無意識に本を認識し、また親が読み聞かせしようと思いついたときにすぐに本を手に取ることができます。
◇テレビの横に地球儀 (造作で家具を作ってでも設置しましょう)
テレビで放送されていた内容に関連付けて地球儀から探してみます。そうすることで、自分で探せば世の中のものは答えが見つかることがわかり、人に教えてもらうのではなく、自ら情報を取りに行く子に育ちます。最初は親が子供と一緒になって地球儀を探したり、ヒントを出したりなど楽しみながら始めるとよいでしょう。
◇リビングの壁に日本地図(海外の地図でもよい)
これも地球儀と同じで、テレビに出てきたこと、会話の中ででてきたことなどに関連するものを地図から探すためにリビングに貼っておきましょう。
赤ちゃんのハイハイ期は、能力開発で重要なプロセスです。赤ちゃんが早く立つと親は喜んでしまいますが、早く立たせるようにするのではなく、ハイハイをなるべく長くさせてください。ハイハイできるスペースを広くする、床を本物の自然素材にすることで、表現力・運動能力が高まります。
近年では家具をたくさん置いてしまい、ハイハイできるスペースが少なくてすぐ家具に手をかけて立ってしまう傾向があるそうです。
子供が学習する年齢になりましたら、
勉強場所はリビングが脳科学的にベストです。母親が居るそば、誰かが居るそばでの学習がよいです。
ただ、両親がテレビを見て楽しんでいるのに勉強しなさいと言うことは難しいので、子供が学習している間は家事をしたり、読書をするなど何かをしているところを見せると効果的です。
では、実際に子供の脳力を伸ばす間取りをご紹介します。
こちらは、豊和住建で施工しました新築注文住宅のリビングです。
広いリビングに、無垢材の床、サイドには本棚、そして廊下には黒板があり、子供の好奇心を引き立てるには最高の環境になっています。
ここまではいかがでしょうか?
とりあえずは図鑑を与えておけばいいかなと思った方、いらっしゃいませんか?
単に図鑑を与えればよいのかというとそうではありません。
図鑑を与えても成績が伸びる子と伸びない子がいます。その違いは何でしょう?
脳はその中の場所によってそれぞれの役割がありますが、図鑑はそのすべての脳を刺激することができます。あとは、親のちょっとした対応の違いで伸びる子になるか、伸びない子になるか差が出ます。
伸びる子の共通点は「なぜなぜ」
3歳を超えるとナゼナゼ期に入ります。なんでもかんでも「なんで?どうして?」と聞いてきます。伸びない子の親は、それに対してすぐに答えを言ってしまいます。
伸びる子の親は、答えを知っていたとしても「じゃーそれを一緒に探してみようか」と言って、リビングや図書館、公園で探します。今だと、携帯になんて打てばいいのかなあ?と質問するのもいいでしょう。
ナゼナゼ期は重要です。子供に答えさせる、一緒に探してあげる、答えを与えないことが大切です。そして、子供が答えを出した時には褒めてあげて、喜んであげましょう。子供はそれによりすごく嬉しくなり次に進んでいきます。どんどん自分で成長していきます。
今回は脳レベルで子供を賢くする方法について書かせていただきました。次回は脳の仕組みとさらなる才能の伸ばし方についてお伝えします。
ぜひまた当ブログにご訪問ください。
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