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自社社員大工がいる工務店

 

みなさんは「大工」という仕事をどこまでご存じでしょうか。

 

「家を作る」仕事というイメージをお持ちの方が多いでしょう。

そうです、その通りです。 もう少し詳しく言うと、建築現場で木を使って骨組みを作ったり、外壁や屋根の下地や、床・壁・天井の下地を作る仕事です。

木造建築物において、コンクリート基礎作りや、屋根・外壁・内装の仕上げ以外のことすべてに携わる、重要な仕事を担う職人です。

そんな格好いい大工さん、カンナ、かなづち、釘を持てばなれる!なんてことはありません。では、実際に大工になるにはどうしたらよいでしょうか。

 

1)大工になるには

2)「社員大工」と「手間請け大工」

3)なぜ社員大工なのか

4)技術の伝承

5)豊和の家づくり

 

1.大工になるには

■ 大工になる方法①

一つは工務店に勤めることです。

工務店の仕事を通して、徐々に大工仕事を覚えていくことができます。新築やリフォームなど複数の現場が同時に進行しますのでバリエーションの多い仕事に触れられるのご特徴です。手伝いや補助的な仕事から始め、順に大事な仕事も任されるようになっていきます。

 

■ 大工になる方法②

一人親方に弟子入りして修行をする方法もあります。 手元と呼ばれるポジションから始めて仕事を覚えていきます。親方から手取り足取り教えてもらえるわけではなく、雑用をしながら親方の仕事ぶりを盗んで学んでいくのが主流です。 厳しい職人の世界のイメージがこれに当たります。仕事の種類が限定されることも多いため「いつまでたっても仕事を教えてくれない」と辞めていくことも少なくありません。

 

■ 大工になる方法③

建築系の高校・大学を卒業後、または職業訓練を受けてなど、建築の知識を持ってから工務店や親方への弟子知りをして大工をめざすこともあります。大工は頭がよくないとできない!とよく言われますが本当だと実感します。

2.「社員大工」と「手間請け大工」

ここまで大工について少しお話しさせていただきました。

 

さて、これからが本題です。

みなさんは聞いたことがありますか?

「社員大工」と「手間請け大工」という言葉を。

簡単に説明すると、「社員大工」とは正社員であり、工務店など会社に所属して、日給で働いています。

対照的に「手間請け大工」は短期の契約社員のようなもので、ひと現場毎に契約をして、施工と管理を請け負います。 一人親方、外注大工とも呼ばれます。

 

みなさんが家を建てようとしたときに、どんな大工が家を作るかは聞かなければあまり教えてくれません。ですがみなさんが住む家の性能に大きく関わる仕事をする職人のことですから、真っ先に確認するのがおすすめです。

 

※家の性能とは、耐震性や省エネルギー性などで「家族の安全や快適さ、光熱費、家の寿命」にまで影響します。

 

3.なぜ社員大工なのか

豊和住建の大工はすべて自社の社員大工です。

では、なぜ社員大工なのか。

 

手間請け大工の場合、新築であれば1棟でいくらという契約になりますので、早く完成しても遅れて完成してももらえる金額は変わりません。早く工事が終われば終わるほど大工の利益が増えるということです。

手間暇をかけて工事すると利益は減りますので、早く工事をを終わらせたいと思うのが自然で、早く終わらせるために手を抜くとまでは言いませんが、早く終わることを優先して仕事をすすめていく大工もいるでしょう。

根本の問題は、若い職人の教育や成長にコストを割けないので、自分の仕事が「家族の安全や快適さ、光熱費、家の寿命」にどれだけ影響するか知らない、という大工がいることかもしれません。

 

一方、社員大工は社員としての給料が決められていますので、丁寧な仕事をじっくり腰を据えてすることができます。

建築会社の理念を大工の仕事に反映させることができますが、サボって仕事をしなくても大工は同じ給料がもらえてしまいますので、建築会社にはリスクもあり、相当に教育をする必要があります。

その管理や育成が大変なので、自社社員大工という形で仕事をする会社はすごく少ないんですね。

私たちは大工の技術や心構え、会社の理念を理解して仕事をしてもらうことが、良い家をつくるためには絶対に必要と考えていますから大工を育て、社員大工にこだわるのです。

 

4. 技術の伝承

近年の家づくりの現場では、工場の機械であらかじめ加工したプレカット材と呼ばれる木材を大工が金物で接合する簡単な方法が主流になっています。

そんな中、豊和住建では年間数棟、昔ながらの大工による木材の手刻み加工をして家を作っています。写真のように木に番付けを書き、ノミで一本一本刻んでいきます。

 

 

正直、大工の手加工よりも機械加工の方が安くて早いですから、その部分だけ見ると赤字になります。しかしそれは先輩から若手への技術の継承をして、大工を育てるための必要な経費だと考えています。

 

5.豊和の家づくり

豊和の家づくりは自社社員の大工棟梁、大工職人が行います。手間請け大工に現場を任せることは一切ありません。

棟梁から若手への技術の伝承と向上、豊かな心と人の和で住まいを建てる心構え、お客様への気配りやマナーの徹底、伝統と新しい技術への取り組みに常に励んでいます。

豊和住建の信念に基づき、

「住まいづくりを通してお客様のお役に立つ」これが私たちの家づくりです。

 

現在、日本の大工の90%以上が手間請け大工であり、社員大工は10%程度だと言われます。

そのような状況の中で、技術のある大工を育成していこうと思うと、少しでも早く現場を終わらせて利益を求める手間請け大工のもとでは難しいと思っています。

さらに、今後は社員大工が減っていく可能性があります。

大工を育てるためにも、いい家を作り続けるためにも、自社社員大工がいる工務店であることを大切にしていこうと思います。

 

みなさんが家を建てるときに、まずどこに頼もうかと悩まれると思います。

そのときに「自社社員大工がいる工務店」を候補に入れていただければ、いい家づくりへの初めの一歩になることでしょう。

 

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注文住宅の良さ、豊和住建の技術力・商品力をお伝えすることはもちろんですが、まずは家を持つことの不安を取り除くことから始まると考えています。
当社はモデルハウスを持たないため、ショールームでのご説明のほか、構造見学会、完成見学会、引き渡し後の家を見られる見学会などにご案内もいたします。
住宅ローンのアドバイス、各種補助金の活用方法など、ファイナンシャルプランナーが親身になってお応えします。
土地をお持ちでない方は土地探しからご相談ください。

建てる場所、住まうお客様のご要望に、同じものはひとつとしてありません。お客様の想いと夢を叶えるため、じっくりと話し合います。長く住まう家だから、流行を追わず、日々愛着の増す住まいを目指します。家族の結び付きをいっそう強くする間取り、家事の負担を少なく、可変性のある間取りの工夫を取り入れていきます。
断熱、気密性が高いからこそ、開放的で明るい吹抜けのある空間も大胆に採用できます。

ご来店いただいたお客様と打ち合わせを重ね、ご希望に沿ったキッチン、バス、トイレなどの水まわりを中心に、照明器具やインターホン、スマートキーを備えた玄関ドアなどのプランをご提案します。家事動線、多機能とシンプルさのバランス、カラーリングなど、女性目線の提案が好評です。
現場監督とともに全体の進行管理を補佐し、施主様の抱える心配事などもお応えしています。

現場監督は工事の現場で、スケジュールどおり工事を進行させるとともに、品質や安全を確保し、予算内で工事費用を収められるように工事を管理する役割を担っています。解体やリフォームでは屋根に上がったり畳をめくって調べたり、更地になれば測量を手伝ったりします。大工・左官・庭師など職人たちに指示命令を行う一方、現場でのマナー指導も行います。円滑なコミュニケーションのため、ときに冗談を言い合ったりしています。

豊和住建の家づくりは自社の大工棟梁、大工職人が行い、手間受けの大工に現場をまかせることはありません。それは大工の技術とお客様に喜んでいただくことにこだわるからです。棟梁から若手への技術の伝承と向上、豊かな心と人の和で住まいを建てる心構え、お客様への気配りやマナーの徹底、伝統と新しい技術への取り組みを常に目指しています。少数精鋭の自社社員大工が日々、切磋琢磨し心構えと技を磨いています。

当社では「豊和会」という名称で、協力会社間の情報交流や親睦会を行っています。家づくりは大工や現場監督だけではできません。水道工事、電気工事など協力会社の皆様には多大なご支援・ご協力をいただいております。ときには無理をお願いすることもありましょう。100社以上が会員となっていただいており、ずっとご縁が続いていることに感謝しております。

新築のお客様邸につきましては、まずお引き渡し後の約1カ月前後にお客様係が訪問し、困りごとなどないかお伺いしています。
また、定期点検(1年、3年、5年、10年)にて、原則として担当した現場監督が訪問し、補修すべき箇所がないか、チェックシートを持って訪問いたします。
(リフォームのお客様の中でも、間取り変更などを伴うリノベーション、大規模リフォームの場合は同様に、お客様巡回をしております)
※豊和住建のスタッフが訪問営業をすることはありません。不審な訪問営業が来た場合は、安易に屋内に入れたりせず、屋根点検に上がらせたり、床下にもぐらせたりしないようにしてください。