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冷房「こまめに消すvsつけっぱなし」どっちがエコ
東海地方も梅雨が明け、夏本番。エアコンが欠かせない季節に突入しました。この時期に悩ましいのは「こまめに消すか」「電源を入れたときに一番電気をくうからつけっぱなしでいい」どちらにするか問題です。
下記は、パナソニックさんがシミュレーションした結果をグラフにしたものです。
※パナソニック調べ。室内温度26℃、冷房温度設定26℃でのシミュレーション結果
※今回のシミュレーション結果は断熱性の高い住宅を想定。
※実際の電気代は、住宅の断熱性能やエアコンの設置環境等の使用条件によって異なります。
このシミュレーション結果から同社は、
外気温が35℃以上の「猛暑日」のような場合は、室温が上昇しやすいため「つけっぱなし」運転がお得。30℃程度までであれば、室内温度がそこまで上がらないため「こまめに消す」運転の方が電気代の節約につながる
と解説しています。
31℃から微妙な差となり、36℃で逆転しているので、明確な線引きは難しいようにも見て取れます。あくまで一例として参考にしていただき、外出時間が1時間を超えるようならつけっぱなしで出かけるなど、ご家庭ごとの事情に合わせたルールで使い分けてはいかがでしょうか。
「つけっぱなし運転」がお得なわけは?
室内の温度が高いときにエアコンの運転をオンにすると、部屋を急速に冷やすために多くのパワーが必要になるからです。一度室内が適温になればつけっぱなしでも少ない消費電力でキープしてくれます。外出のたびに運転をオフにすると、室温が外気温からの熱を受けて再び高温になってしまい、帰宅してオンにすると「強運転」となってしまい、消費電力が増えてしまうからなのです。
とはいえ、24時間つけっぱなしはモーターやコンプレッサーに負荷がかかり過ぎとなります。1日のうち数時間はエアコンを休ませて、自動おそうじ機能や内部クリーン(エアコン内部を乾燥させる機能)を活用してください。それらの機能がない場合はご自身でフィルター掃除や交換を適正なタイミングで行ってください。フィルターの掃除は、同社によれば年間約1万円以上の電気代節約になるといいます。
あとは、室外機の近くに物を置いたり囲ったりしない。室内に直射日光が入らないようにブラインドやカーテンを使ったり、すだれなどで外から日光を遮断するとより効果的です。