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住まいの電磁波対策 – ❶敵を知る「電磁波って何?」

飛行機に乗るときや、心臓ペースメーカーをお使いの方がいるような場所で「携帯電話の使用を控えてください」と言われるのはなぜでしょう。
携帯電話の電波が飛行機の操縦機器に影響を及ぼすと大事故につながったり、ペースメーカーが不調になってしまうと人命に関わったりする場合があるからです。では、普段の生活で私たちに電波が及ぼす影響はないのでしょうか。ただちに支障をきたすわけではないかもしれませんが、毎日毎晩、何十年と電波を浴び続けていれば、何らか不調になっても不思議なことではありません。
実際に「他社で買った家だが、生活していて頭痛がしたりする。実家に行くと直る」といって電磁波のことを調べて、豊和住建に相談したいと来られたお客様がいました。過敏な方がいるのも事実です。

携帯電話の基地局はさまざまな形状で私たちの周りに立っている

家の近くにあると不安になりそうなのが、携帯電話の基地局と高圧送電線、この二つではないかと思います。
携帯電話は電波を送受信しないことには使い物になりません。基地局から電波が発せられていますし、スマホ1台1台も電波を送受信しているからこそ会話をしたり調べ物ができたりするのです。一方、送電線は電波を出す目的ではありませんが、交流電流が流れているため自ずと電磁波が出ています。

ここで電波の波長による特性の違いを確認しましょう。総務省では以下の図を公開しています。

総務省より:電磁波の分類と生体作用

この図で携帯電話が中央の薄黄色部分に示されています。その下を見てもらうと「熱作用」があるという領域に該当していますね。
送電線は文字で左の薄水色部分に書かれていて「刺激作用」という領域に該当しています。

もっと図の右のほう=波長が短くなると、「電離作用」がある電磁波になります。光も電磁波の一種です。赤外線のおかげで温かく/熱くなり、紫外線は殺菌効果があったり日焼けしたりする、これは身をもって経験していることから分かっていただけるでしょう。誰しも影響がある電波という領域になります。

電波の影響は強さ=電圧で変わってきます。その強さは距離に反比例します。
電線は電気を送る性質上、電波を伴って低周波を発しています。その周波数は東日本で50Hz(ヘルツ)、西日本で60Hzというのはよく知られているとおり。送電線は27万5000V~50万V(ボルト)という電圧で電気を送ります。送電線の鉄塔は低いもので30~50m、より高圧送電線になると100m以上の高さがあり、それだけ私たちの身体から離れています。反比例して弱くなって地表に届きます。末端の電信柱では地上から10~12mほどの高さに電線が走っています。いくつもの変電所を通して圧力は弱くなって6600V。家庭に引き込まれるときには馴染みのある100~200Vになるというわけです。

携帯電話はどうでしょう。基地局の高さはおおむね10~15m、郊外の高い鉄塔では広範囲に電波を飛ばすため20~50mという高さのものもあります。やはり電波は距離に反比例して弱くなりますから、地表では人体への影響が弱くなります。携帯電話の場合、基地局以上に心配したいのがスマートフォン本体と言えましょう。耳にあてる、すなわちゼロ距離で電波を脳に押し付けているということになります。イヤホンやインカムを接続して、少しでも頭や体から離して使うのが簡単な自衛策になります。

上記の図を公開している総務省は、通信・放送を管理する観点から電波法で電波の定義をしています。これは健康への影響とは別軸の話になります。健康面の心配に関しては厚生労働省の見解も見ておく必要があります。

長くなりましたのでまた次の機会に…

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