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お城(天守)の耐震工事ラッシュ
今朝のニュースで岐阜城天守が5/19から休館すると言っていました。
耐震工事のためで、来年2027年(令和9年)11月の再開を目指しているとのこと。

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今回の岐阜城をはじめ、先日の広島城の休館もそうですが、戦後の復興かつ高度経済成長期に作られたRC造の天守は、強度に不安があり工事を余儀なくされています。 |
ロープウェイは運行し、展望レストランやリス村も営業は続けるそうですよ。
岐阜城や広島城のように、和歌山城、岡山城、小田原城などそうそうたる天守が昭和の築城ラッシュで作られましたから、耐震補強するか新築するか迫られています。入れなくなる前、見られるうちに行っておくといいですね。
大阪城に至っては戦前の1931年(昭和6年)の竣工です。観光客もハンパない人数。どうしていくのでしょうか。
ここから余談を少しばかり…
- 愛知県で言えば、岡崎城は早々と2007年に耐震補強工事を終えています。ひとまず安心して天守に入ることができます。
岡崎城天守は1873年(明治6年)、明治新政府による「廃城令」のため取り壊されました。外観写真は残っていたものの正確な図面がなく、“模擬天守”として1959年(昭和34年)3月にRC製で建てられたものです。
図面、大事なんですよ。 - 名古屋城も現時点では天守には入れません。再建計画が頓挫しています。
名古屋城は明治の廃城令を免れ、名古屋空襲で焼失するまで木造天守が残っていました。RC製で1959年5月に外観復元されました。そのままなら早期の工事も可能かもしれませんが、江戸時代の図面も残っている、補修履歴も分かる稀な天守です。
前市長の肝入りで木造完全復元を目指すとしており、バリアフリー化問題なども合わせてその計画は難航しています。本丸御殿は木造復元しています。絢爛豪華な装飾を色あせないうちに見ておきましょう。 - 犬山城は、現存12天守の一つで国宝5城の中でも最も古いとされています。数年前に落雷が天守を直撃する事案が起きましたが、無事修理されています。愛知県民として誇りに思い、後世に残すべき貴重な建造物です。







